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高尿酸血症(痛風)
高尿酸血症(痛風)とは?

高尿酸血症(痛風)は、血液中の尿酸値が7.0mg/dL以上と高くなる病気です。通常は腎臓や腸などから体外へ排出されているため、尿酸値は一定に保たれていますが、尿酸生成量が増加し、体外への排出量が減少することで、体内に尿酸が溜まります。
高尿酸血症(痛風)の症状
- 発熱
- 足の親指、足首、膝の激しい痛み
- 各関節がマメのように赤く腫れる など
高尿酸血症(痛風)の原因
- 高プリン体食、高タンパク食、高糖質食を摂っている
- 肥満
- 腎臓機能の低下
- 遺伝的に尿酸が蓄積しやすい体質 など
高尿酸血症(痛風)の診断基準
- 血液中の尿酸値が7.0mg/dl以上
上記の診断基準を元に、各種検査、自覚症状の問診から総合的に診断します。
高尿酸血症(痛風)の治療
主に食事療法、薬物療法、運動療法を行い、定期的な治療経過の評価によって治療方法を見直します。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは?
内臓脂肪の蓄積に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常症などが重なった状態を指します。これらが複合的に存在することで、心臓病や脳卒中などの重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
メタボリックシンドロームの症状
- おへそのまわりの肥満
- 高血圧
- 血糖値の上昇
- 脂質異常
- 疲れやすい など
メタボリックシンドロームの原因
- 運動不足
- 過剰な食事摂取
- 不規則な生活習慣
- ストレス
- 遺伝的要因 など
メタボリックシンドロームの診断基準
- 腹囲(男性85cm以上、女性90cm以上)
- 血圧高値
- 血糖高値
- 脂質異常 など
メタボリックシンドロームの治療
生活習慣の改善が基本となります。特に食事療法と運動療法を組み合わせることで、内臓脂肪を減らし、各種数値値の改善を目指します。
肥満症
肥満症とは?
肥満症は、エネルギー摂取が消費を上回り、体脂肪が過剰に蓄積される病気です。体重増加による関節痛や疲れやすさなど、少しずつ日々の生活に影響が現れ始めます。
さらに病状が進行すると、呼吸障害、高血圧、脳卒中、心筋梗塞といった危険な合併症を引き起こすことがあります。
肥満症の症状
- 体重の増加
- 体脂肪の蓄積
- 息切れ
- 膝や腰の関節痛
- 疲れやすい
- 睡眠障害、いびき
- 高血圧 など
肥満症の原因
- 運動不足
- 高カロリー、高脂質、高糖質の飲食
- 甲状腺ホルモン分泌の異常
- 内服薬の副作用
- 慢性的な睡眠不足、ストレス など
肥満症の診断基準
- BMI:25以上
- 腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上
- 減量治療が必要な健康障害(※)がある
※…2型糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、脳卒中、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群など
上記の診断基準をもとに、各種検査、自覚症状の問診から総合的に診断します。
肥満症の治療
肥満症の治療は、個別の状態に応じた減量を行います。なお、合併症を予防するため適宜、食事療法、薬物療法、運動療法を組み合わせる場合もあります。
アルコール性肝疾患
アルコール性肝疾患とは?
アルコール性肝疾患は、長期間の大量飲酒によって肝臓に損傷を与える病気です。自覚症状の乏しいまま病状が進行し、肝臓の組織や機能が完全に失われる肝硬変を引き起こす可能性があります。
アルコール性肝疾患の症状
- 二日酔いの頻度が増える
- 飲酒後の嘔気、嘔吐
- 皮膚や眼球の黄疸
- 腹水、腹部膨満感
- 皮膚のかゆみ など
アルコール性肝疾患の原因
- 多量かつ高頻度の飲酒
- アルコール代謝機能の低下 など
アルコール性肝疾患の診断基準
アルコール性肝疾患について明確な数値で示されたものはなく、以下の基準を用います。
- 血液検査:貧血所見、AST、ALT、γ-GTPの上昇
- 腹部超音波検査:肝臓組織の障害所見がある など
各種検査や自覚症状の問診から、総合的に診断します。
アルコール性肝疾患の治療
アルコール性肝疾患の治療は、節酒や禁酒、食生活の見直し、薬物療法を行います。
脳血管障害(脳卒中)
脳血管障害とは?
脳血管障害は、脳の血管に異常が生じる病気の総称です。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などがあり、発症すると手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残ることがあります。生活習慣病の中でも特に注意が必要な病気の1つです。
脳血管障害の症状
- 突然の激しい頭痛
- 手足の麻痺
- 言葉が出にくい
- めまいや吐き気
- 視界がぼやける など
脳血管障害の原因
- 高血圧
- 動脈硬化
- 不規則な生活習慣
- 喫煙
- 過度の飲酒 など
脳血管障害の診断基準
- 神経学的所見
- 画像検査(MRI、CT)
- 血液検査 など
脳血管障害の治療
発症後の迅速な治療が重要です。また、予防のために生活習慣の改善や血圧管理が必要です。
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)
虚血性心疾患とは?
心臓の血管(冠動脈)が動脈硬化により狭くなり、心臓の筋肉への血流が不足する状態です。放置すると生命に関わる重大な病気となる可能性があります。
虚血性心疾患の症状
- 胸の痛みや圧迫感
- 冷や汗
- 息切れ
- 肩や背中への放散痛
- 吐き気 など
虚血性心疾患の原因
- 高血圧
- 脂質異常症
- 糖尿病
- 喫煙
- ストレス など
虚血性心疾患の診断基準
- 心電図
- 血液検査
- 心エコー など
虚血性心疾患の治療
薬物療法や生活習慣の改善が基本となります。症状や状態によっては、カテーテル治療や手術が必要となることもあります。