咳

こんな症状はありませんか?

  • ネバネバした黄色い痰
  • 浅い呼吸、呼吸困難
  • 胸痛、背部痛
  • 喉の痛み
  • 発熱
  • 疲労感
  • 喘鳴(※)
  • 体重減少 など

※ぜんめい:呼吸時にヒューヒューやゼーゼーという音が聞こえる

当院の咳への診療

当院では、内科を受診される理由として最も多い「咳」の症状に対して、以下のような診療を行っています。

的確に原因を究明

咳の症状は、喘息、気管支炎、逆流性食道炎、心不全など、様々な病気が原因となって起こります。当院では、スパイロメトリー(肺機能検査)などの検査を実施して、咳の原因を詳しく調べ、適切な治療に繋げます。

スパイロメトリー(肺機能検査)とは?

スパイロメトリーは、肺の容量や換気機能を測定する検査です。息を大きく吸って一気に吐き出すことで、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの診断に必要な肺機能の数値を正確に測定することができます。

心不全の早期発見に注力

当院では特に心不全の早期発見に力を入れています。咳や息切れの症状はかぜや気管支炎によるものと思われがちですが、心臓の機能低下が原因であることも少なくありません。

心不全では、初期段階で適切な治療を開始することが重要です。当院では救急医療の経験を活かし、心臓が原因の咳かどうかを慎重に判断いたします。気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください。

咳の原因

咳の原因

咳は、気道に入った異物や刺激物を排出するための、体の重要な防御反応です。一般的な原因として、かぜなどのウイルス感染による気道の炎症、タバコや粉じんなどの異物による刺激、アレルギー反応などが挙げられます。

また、咳は続く期間によって「急性の咳(3週間未満)」と「慢性の咳(8週間以上)」に分類されます。急性の咳は感染症が多いのに対して、慢性の咳は喘息や逆流性食道炎、副鼻腔炎などの持続的な病気が原因となることが多く、原因に応じた適切な治療が必要です。

咳がある際に考えられる病気

慢性的な咳がある場合は、呼吸器感染症、肺・気管支疾患、消化器疾患、心疾患などが関わっていると考えられます。

咳はかぜ症状としてよく見られますが、重症リスクの高い病気が隠れている場合もあるため、以下の症状がある方は、お早めに東淀川区・淡路駅のよしかわ内科・外科へご相談ください。

  • 血が混じった痰が出る
  • 呼吸がしづらい
  • 胸の圧迫感、胸痛
  • 3週間以上、乾いた咳が続く
  • 全身の倦怠感がある
  • 咳と同時に、喉が焼けるような痛みがある など

咳喘息

咳喘息は、激しい咳が持続する喘息発作です。主な原因としてアレルギー、気管支炎、紫外線、運動中の呼吸の乱れなどが挙げられ、咳のほか、息切れ、胸痛などの症状が現れます。
呼吸困難によって皮膚チアノーゼ、意識消失に至ることがあるため、重症化の予防が必要です。

胸膜炎

胸膜炎は、肺を覆っている膜に炎症がおきる病気です。本来の胸膜は、呼吸時の肺の摩擦を減らし、呼吸機能を保護する役割がありますが、胸膜炎を発症すると呼吸機能が障害されてしまいます。
主な原因は、ウイルス・細菌・真菌による感染、肺や肋骨の損傷、胸膜の層に余分な体液が溜まることなどで、咳、胸痛、発熱などの症状が現れます。
重症化すると高熱、呼吸不全、血液の酸素濃度低下に至ることもあるため注意が必要です。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞肺疾患は、長期間の喫煙や大気汚染物質(粉塵、化学物質など)を吸い込むことで肺や気管支に慢性的な炎症が生じる病気です。炎症により気管支が狭くなるほか、痰の量が増えるため、一生懸命に痰を出そうとするための騒々しい咳が目立ちます。
なお不可逆的に進行する呼吸器疾患のため、呼吸のしづらさから日常生活に支障をきたし、人工呼吸器が必要になることもあります。

呼吸器感染症

呼吸器感染症は、気管支炎、肺炎、新型コロナウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎、百日咳などの総称です。主な原因はウイルス感染や細菌感染などで、激しい咳、呼吸困難、発熱などの症状が現れます。
中には周囲への感染力が強い感染症もあり、しばしば家庭や学校をふくめ社会的な感染流行が引き起こされることもあります。
しかし多くは対症療法や適切な治療が確立されており、重症化を防ぐことが可能です。

逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸が食道へ逆流し、食道や口腔の粘膜が傷つく病気です。主な原因は食道と胃を隔てる下部食道括約筋の緩み、過度な飲酒、胃酸の過剰分泌などで、逆流した胃酸による刺激で咳、食後の胸やけ、喉の痛みなどの症状が現れます。

心不全

心不全は、心臓機能の低下により十分な血液や酸素を心臓から送り出せない病気です。肺へ血液が留まるため、肺水腫(肺組織に水が溜まりむくみ)が生じ、呼吸困難とともに咳や喘鳴(呼吸時にヒューヒューやゼーゼーという音が聞こえる)が起こるようになります。

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